ひとりごと(’00.4〜’00.6)


(2000.4.8)
 小渕首相が倒れてからの自民党5役の行動は、国民の非難の対象となっている一連の公務員の問題となにが違うのか。
 いや少し考えてみれば判るが、それ以上にひどいのである。まず、首相が倒れたという情報を隠す。テレビを見ていると情報入手の時間についてはみんなうそを言っている。それがばれればまた次のうそをつく。一般の公務員の嘘に比べればもっと始末が悪い。なぜなら、彼らは今でもそれが悪いと思っていないからである。
 さらに悪いのは、彼らは時間を稼ぎ最高権力者がいない間に自分たちの都合の良いように密室で権力を取り込んでしまった。これは他の国であればクーデターと言われることであろう。
 ですが、マスコミはそれを追求しない。誰も責任をとれと言わない。

 私たちは自分の子供たちにどのような形でこの国を渡すことが出来るのか。我々の年代がなにもできないことに恥じ入るばかりである。

    昨日は人の身今日は我が身

(2000.4.16)
 今日は子どもが入っているボーイスカウトカブ隊の手伝いで、野田市の清水公園というところに行って来ました。昨日からの雨のために午後からになりましたがフィールドアスレチックを行いました。40の関門があったのですが残念ながら半分しかできませんでした。体重の割に筋力がないと言ったところでしょうか。気持ちでは出来ると思うのですが、池に浮かんでいるドラム缶を渡っていくのは本当に落ちるのではないかと冷や冷やものでした。
 体力について思い出すと、40を超えて鍛えるのを止めるとすぐに確実に落ちます。友人でまだテニスを毎週している人たちは未だに以前と同様に出来ていますので継続すればまだまだの年代でもあるわけです。
 体だけでなく、頭も使い続ければまだまだ大丈夫でしょう。

    意志のある所には道がある/Where there is a will, there is a way.

(2000.4.23)
 今サンデープロジェクトを見ているのですが、野中、冬柴、野田幹事長の話は我々国民の気持ちからはあまりにもかけ離れている。
 実は、野田幹事長には非常に期待をしていた時期があるのです。自民党時代に、現幹事長の野田氏と二人が参謀であれば自民党に敵なしと思っていました。ですが、今日の話を聞いてみてあまりの変わり様にびっくりしました。小沢氏と一緒にいたために牙を抜かれたライオンのようになってしまったようです。
 我々は、テレビ、新聞等のメディアを通してしか彼らの考え方、行動は分かりません。彼らももう年です、早く若返りをして欲しいものです。基本的な考え方が間違っています。言葉は不適当かもしれませんが、一種のクーデターが必要です。竹下氏が引退する今度の総選挙がその大きなチャンスになるでしょう。

    天に二日なし

(2000.5.4)
 一昨日は豊川で昨日は広島(?)で17歳の少年が殺人事件を起こした。
 豊川の事件に関して漏れ聞こえてくる話をまとめて考えてみると、人を殺すのもゲームの一部としか考えていないように思う。確かにゲームの上では試行錯誤することが出来るので、相手が死んでも自分が死んでも痛さも悲しさも何もない。現実とは違う別の世界がそこにあり多くの子どもたちがそこに逃げ込んでいるのである。
 今、子どもたちは生まれたときから仮想現実も現実の一つとして感じている。それらにどのように対応して行くべきなのかを誰も教えることが出来ていない。と言うことは今起きている事件の責任は我々にあると言うことである。
 我々は自分の経験ではなく、子どもが生まれてから経験したことを考えながら彼らをどう教育するかを考えなければならないのである。

    昔の剣今の菜刀

(2000.6.4)
 衆議院が解散をしました。ですが、全然選挙があるように感じられません。
 理由は明らかです。
 国民のための選挙ではなく、選挙のための選挙だからです。ですから国民は本当に白けています。
 特に自民党がおかしくなっています。残念ながら今の自民党執行部および内閣には日本の国を引っ張って行くだけの力はありません。ですが、まだ当面、自民党が政権党であるでしょう。
 それではその先はどうなるでしょうか。多分、共産党が支持者を増やして行くでしょう。彼らは変わってきています。特に政権に加わることが見えてきた今、彼らはまだまだ変わって行くでしょう。国民の間からも共産党アレルギーが無くなってきています。今のトップが交代するとき、その時から本当にかれらが力を発揮するでしょう。

    若芽出て古根枯るる

(2000.6.11)
 今回の選挙においては「落選運動」がかなり力を持ってきている。
 その基準となる項目は、政治の私物化、金権体質、議会活動の怠慢、反憲法的行動、政治姿勢の変遷、政治的不適格、汚職・脱税行為、選挙違反の前科であり、よく考えればこれは情報の公開であり当然のことである。
 だからこそ、その対象者の多くは無視を決め込み嵐が去るのをじっと待っている。
 日本が変わるためには、政治家を変えるしかない。その権利は我々国民にある。

    巧言令色鮮し仁/Fine words butter no parsnips.

(2000.6.18)
 私自身が変わってきたのかもしれませんが、最近の表舞台に出ている政治家に魅力を感じなくなってきました。自分のためにではなく国のために仕事をしてくれる人はいないのでしょうか。あまりにも器が小さすぎます。
 と言って自分が彼らに変わって政治が出来るわけではなく悶々としています。今ある私の権利は投票する権利だけです。今回は少なくともこの10年投票した党ではない党に投票します。

    昔千里も今一里

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