ひとりごと(’99.7〜’99.9)


東急リバブル株式会社


(1999.7.6)
 日本の政官財、色々考えてみるとこれでも世界の中で見れば少しはましなのかもしれません。米国、ロシア、中国、韓国、インドネシア、近くの国を見ても日本よりましな国はありません。
 財は政官に媚び、お金を強請る。政官は、あたかも自分の金のように恩着せがましく税金をばらまく。お互いに持ちつ持たれつの関係はこれからどんな事があってもなくなることはない。
 日本を四つの国に分ける、一つは政の国、一つは官の国、一つは財の国、そして最後は民の国。あなたはどの国へ行きたいですか。また、どの国が伸びると思いますか。

    賄には誓紙を忘る

(1999.7.11)
 現首相といわれている人。本当に首相なのでしょうか。自分からは何もせず、政権の維持だけを考える。まわりは、また自分の今後のことを考え言いたいことも言わず、流れに身を任せる。なんと情けない内閣なのか。だが、この内閣は長続きをします。何もしないのだから、また他党が反対することはしないのだから。
 情けない国、情けない国民。

    女は相身互い

(1999.7.14)
 1年ほど前に頂いたラジオ・テープコーダー。テープ部分が調子悪くて使ってなかったのでラジオとして使いたいという妻の知り合いに差し上げることになった。久しく使っていなかったので、ラジオとして使えるかどうか確認をしていたら、テープコーダー部分もちゃんと動くことが分かった。そこで妻は壊れていないならばまだ使おうかと考えた。だけど差し上げるとの約束をしたのだから断る理由がいる。例えば、ラジオも壊れており使用できないとの話をしようかと、子どもに話した。
 そうしたら、高、中、小3人の子どもがみんな同じ事を言った。
 お母さん嘘を言ったらダメだよ。約束をしたのだから、あげないとダメ。小遣いで新しいのを買ってあげるから。
 ここに書くことが出来ない額の小遣いしか渡してないのに、何という返事か。
 確かに私たちの子供である。

    三人子持ちは笑うて暮らす

(1999.7.17)
今、高校生の長女とビバーリーヒルズ青春白書を見ています。高校白書の頃から見ていますのでもう結構長いです。ですが、自分とまわりにいる人達との関係に置いて見る価値があると思いますので、きっと続く限り見て行くでしょう。
そこでは大学の卒業式に親が出席しています。
自分のことを思いだしているのですが、中学くらいまでは、同級生の親を覚えているのですが、高校以降はほとんど友人の親御さんとのつき合いはありませんでした。
もちろん卒業式に親が出席することもありませんでしたし、自分も親にそうして欲しいと思っていました。
日本では入学式あるいは卒業式に親が出席すると子供が親離れをしていないと言う評価になりますが、本当はこのテレビのように親と子供の関係がある方が普通ではないかと思われます。
何か、自分は親とのあるべき関係を自分から断ち切ってしまっているのではないかとも思っています。

    親はなくても子は育つ

(1999.7.20)
 自動車業界の提携が続いていますが、コンピュータ、通信業界においてはさらに前を行っています。現在、我々が、車、パソコンを買う際には必ずメーカーを確認しますが、これからも同様でしょうか。
 私はそうではなくて、部品メーカーがもっと力を持ち、今メーカーと言われている有名企業は次々と淘汰されて行くと思います。つまり、どこの会社が組み立てたのではなく、どこの会社の部品を使用しているかです。信頼有る会社の部品を使用していることでその製品の価値が上がる。当然のことです。PCの分野に置いては、もうメーカーで選んでいる人は少なく価格で選ぶようになっています。中身が同じで有れば、信頼性も同じ、有名メーカーから買う必要性は全くありません。
 車に関しても、下駄履き変わりならどこのメーカーのものでもかまわないし、デザインで選ぶのでもメーカーとは関係がなくなってきます。
 日本の部品メーカーではどこが生き残るのでしょうか。

    青は藍より出でて藍より青し

(1999.7.24)
 和歌山のカレー事件より1年が経ちました。裁判は完全否認のまま進んでいますが、今のペースで行けば1審が結審するまでに6,7年はかかるというとのこと。最高裁まで行けば、10数年かかるでしょう。
 真実を明らかにすることは当然のことですが、余りにも時間がかかれば事件そのものが風化をしてしまい、意味が半減してしまいます。
 現在の裁判制度そのものが全ておかしいとは言いませんが、誰も改善しようと言わないのは何故なのでしょうか。

    善も一生悪も一生

(1999.7.25)
 全日空機がハイジャックされて機長が刺殺された件で、犯人の名前が報道されない理由は何なのでしょうか。
 現行犯逮捕でありながら、28歳、男性としか書かないのはマスコミの自主規制なのでしょうが、その理由が分かりません。そうせざるを得ない理由があるならばそれ自体を公表すればよい。
 日経新聞には載っていませんが、他紙では武蔵高校、一橋大学卒と書かれていたとの話を聞きました。
 判断は我々読者がすればよいことである。マスコミが勝手にすることではないと私は思う。

    追従も世渡り

(1999.7.31)
 マスコミ関係者の破廉恥事件が続いていますが、その業界にいる人達は特に最近おかしいのではないかと思う。
 テレビ番組を見てみると各会社が何を考えているかが全く見えてこない。その中で少し筋が通っているのはテレビ東京であり、私も、経済のことについてはこのチャネルから情報を入手している。
 マスコミはものすごい力を持っている。選挙で特定の党を勝たすことが出来るし、景気を回復することもできる。それなのに最近元気がない。
 もっと自信を持って欲しいのだが、それだけの人はいないのだろうか。

    悪女の賢者ぶり

(1999.8.8)
 昨日今日と子供のボーイスカウトの手伝いでした。
最近はどこの団も人数が減り、近くの団で解団したところもあるとのこと。ですが、考え方はまともではないかと思います。特に上下の関係がはっきりしているところは今の教育が全くしてくれないところを補うことにもなっています。
 このような団体が今後はまた少しづつ増えていくと思われます。

    若いときの苦労は買ってもせよ/A young idler an old beggar.

(1999.8.9)
 国旗・国歌法案といわれるものが成立したとのことですが、いろんな意味で情けない国になっていきます。
なんのために選挙が有るのでしょうか。反自民を主張していた政党が選挙後自民党に協力をする。それでは自民党に投票しなかった国民の意思はどうなるのか。
 与党、大臣という人参を目の前にぶら下げられた公明党の不甲斐なさ。この党だけではないのですが、一度甘い蜜をすった人達は今度はそれだけを追い求めていく。
 悲しい性です。

    朝題目に宵念仏

(1999.8.18)
 先日岡山に帰ってきましたが、色々問題は有るにしても確実に変わってきたいます。私が住んでいる松戸市の人口は四十数万人岡山市よりは少ないですが、いわゆるインフラの整備においては岡山は松戸より数倍も進んでいる感じがします。
 道路一つ作るにもそのスピードが違います。これから先のことを考えると地方にはチャンスがあります。
 特にネットワーク環境が整ってくるこれからにおいては東京周辺である必要は何もありません。地方の中でそれだけの投資をしたところが浮かび上がってくるでしょう。
 あれだけインターネットに投資をした岡山にも大きなチャンスがあると思います。

    今日の一針明日の十針/A stich in time saves nine.

(1999.8.28)
 9月に自民党総裁選、民主党代表選があるがほとんどの国民は興味を示さないであろう。
 現在有る政党は名前は違ってもやることは皆同じ。それ故、人の異動も自由自在、今日は民主党、明日は自民党亀井派、明後日は自民党小渕派、何でもござれ。つまり主義主張ではなくどこに住めば議員であれるかだけが彼らにとって判断する材料なのである。
 次を狙う人は別としてその次を狙う人達は、今どのように行動すれば自分に有利になるかだけを考え行動する。当たり前なことなのだが、そんな政治家ばかりを選んだ自分にも腹が立つ。
 功罪は別として、角さんみたいな人が待たれる今日この頃である。

    愚者の百行より知者の居眠り

(1999.8.29)
 国民が選挙において投票するときには、候補者がどこの政党に属しているかを主たる判断としている。だからこそ政党政治といわれるのである。
 ところが現実はどうか。政党を移る議員は結構いる。また、政党同士の離合集散も芸能人のそれと同じである。
 悲しいかな、日本。
 日本の国の政治家と官僚、どちらがいないと国が動かないか?誰が考えても同じ答えが出るだろう。
 それも解らない、本当に悲しい国である。

    衣ばかりで和尚はできぬ/The hood does not make the monk.

(1999.9.5)
 神奈川県警の不祥事、部下のイジメ、女性への恐喝、またそれを隠そうとする県警幹部、多くの国民は警察官はあまり悪いことをしないと思っているがこれでは暴力団の風上にもおけません。
 暴力団は最初からそのようなことをする集団だとみんな認識しているから対応の仕方もあるが、警察相手では警察に訴えるわけも行かない。訴えればもみ消されるだけである。
 それ故、官庁においては公務員でない人で組織したいわゆるオンブズマンのような監査組織が必要であろう。
 政治家だけでなく、警察官も信じられなくなった国はどうなるのだろう。
 米国と同じように、拳銃で自己防衛するしかないのだろうか。

    手袋をはめた猫は鼠を取らぬ/A cat in gloves chaches no mice.

(1999.9.7)
 これからの政界がどうなるかを考えてみた。
 自自公という与党でありたいがために集まった人達のグループが出来上がったが、もしかしたら加藤グループ、山崎グループが出ていくかもしれないと思われる。彼らが出て民主党と一緒になるのである。
宗教的に言えば創価学会対その他の戦いである。少なくともこの百年では創価学会以外の宗教は政治の世界に表面には出てこなかったのだが、これからは日本もやっと世界の仲間入りが出来るわけである。オームもこれで認知され宗教戦争が起こるのである。他国を見れば判るように宗教戦争とは殺戮戦争である。お互いに他宗教を認めないわけであるから、それを存在させるわけにはいかない。
 どの宗教が勝ち残るのであろうか。

    軒を貸して母屋を取られる

(1999.9.27)
 9月23日父が亡くなりました。母は13年前でしたので、これで両親とも逝ってしまったことになります
 7年前に脳梗塞を患ってからは生まれ育った岡山を離れ私のところへ来ていたのですが、心臓もよくなかったので1年以上も前から入院していました。2週間ほど前に医師からはもう長くはないと言われていたのですが毎日見ているとそのように思えなく、あっと言う間に逝ってしまいました。
 葬儀が終わった後、説明はうまくできないのですが精神的にはブランク状態です。
 .....

    人は一代名は末代

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